通常のニキビ治療は肌の炎症を消し去る方法ですが、この方法ではニキビ菌は皮膚の深層で生き続けているのでしばらくすると再発してしまいます。ニキビワクチンはニキビ菌に対する免疫力を高めることで根本からニキビ菌を退治するものです。
年齢、性別ともに関係なく受診していただけます。
ワクチンとは毒性を無くした、あるいは弱めた病原体から作られ、弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくするものです。
ニキビ・ペプチドワクチン(PA-DMP)の安全性は細胞毒検査などで確認済みです。
米国メリーランド大学にてこのペプチド抗原が免疫力を活性化させるのにどれくらい有効か生菌と比較して動物実験を実施しました。結果、ペプチドと生菌自体の抗原性に差がないことが確認されました。
ニキビ・ペプチドワクチン(PA-DMP)によって治療すれば、少なくとも同種のニキビ菌による炎症(ニキビ)は再発しにくいと考えられており、これがニキビ・ペプチドワクチンの最大のメリットです。
ニキビワクチンは赤ニキビといわれるアクネ菌の増殖によるニキビに対して効果が認められておりますが、角栓の詰まりによる白ニキビはアクネ菌が原因ではないので効果は期待できません。
しかし白ニキビから赤ニキビへと症状が悪化される場合はニキビワクチンが有効である可能性が高くなります。
デメリットとしてあげられることは、一時的なニキビの増加が考えられることです。 その原因をご説明いたします。 ニキビワクチンは全身治療です。
ワクチンは血液を介して全身に流れ、ニキビ菌に対する免疫力を向上させます。その際、潜在的に存在しているニキビ菌を患者さまが保持している場合、その部位にも効果が波及します。
つまり今まで発症していなかった部位、肩や胸部や頸部などに一時的にニキビが発生することが可能性としてあげられます。
しかしこれはニキビワクチンが全身に治療効果を及ぼしていることの証明でもあり、週ごとのニキビワクチンの継続とともに消失していきます。
したがいましてニキビ消失の経過をグラフにすると、一時的にニキビが増加した場合、直線的な右下がりではなく波のように多少のうねりを伴い下がっていく曲線になります。
未成年者の方の場合、初診時とできれば治療最後の日には保護者の同伴をお願いしております。 その理由として、当院としては治療について保護者の方にもご理解して頂きたいと考えているからです。
妊娠中の方は治療出来ません。
ニキビワクチン事前検査はDNA解析ですか?個人情報が心配です。
ニキビワクチン事前検査は、DNAを調べる検査ですが、ニキビ菌の有無を特定するもので、個人情報を特定する検査ではありません。 また、検査結果と頂いたお名前、住所等の情報は適切に管理し、検査・診療目的以外での使用は致しませんのでご安心ください。
はい。各種カードが使えます。銀聯カードもご利用になれます。(一部使用できないカードもありますのでお問い合わせください)