Home > ニキビワクチンの歴史

60年以上のノウハウを生かして

院長である蓮見賢一郎医学博士とワクチンとの関係は1948年にさかのぼります。

その年、父である蓮見喜一郎博士により、ウィルス学説に基づいてオリジナルのワクチン(ハスミワクチン)(※)が開発されたのです。

当時、哺乳類においてウイルスが原因とされるがんが見つかり、人のがんにおいてもその病因をウイルスとしてとらえ、研究を開始しました。

以来、現在に至るまで他人由来の膜抗原を一般ワクチン、患者さま由来の抗原を自家ワクチンとして、体内の免疫ががんを非自己のものとして捉え、排除に働くように考えたのが当ワクチンの理論です。

その主たる作用は、低下したリンパ球の機能を正常化させ、武装化させるのです。その作用はアジュバントが担っています。その他、アジュバントには抗アレルギーあるいは消炎作用などが認められ、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、慢性咽頭炎、また慢性関節性リウマチなどにも効果が認められています。

このがんにも有用な当ワクチンのノウハウを生かして、ニキビにも応用出来ないか、と当クリニック院長の蓮見賢一郎医師は研究を重ねました。

ニキビワクチン誕生ストーリー

私たちがニキビの治療にワクチンを用いる発想は、ニキビが全身病であるという考えから出発しています。

現在一般に行われている局所治療もニキビ菌の局在や数によっては有効性を発揮しますが、広範に及ぶ病巣に対しては、全身療法が有効だからです。
その発想のもと、当クリニックのグループ法人である米国法人蓮見国際研究財団においてニキビ菌のDNAを解析し、免疫が認識可能なぺプチド(抗原分子)の特定に成功しました。

このペプチドをワクチンとして用いれば抗体が誘導され、“敵”と認識したニキビ菌へいっせいに攻撃ができるのです。以来、米国メリーランド州立大学の協力を得て基礎研究と臨床研究を行っています。

 


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